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<br>総合戦略室 経営企画グループ  降旗 佳奈枝
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3段ボックスで30周年を表現!工夫のつまったオリジナルギフトが顧客から大きな反響を呼ぶ
株式会社オークネット 
総合戦略室 経営企画グループ 統括マネージャー 藤崎 真弘 
総合戦略室 経営企画グループ 降旗 佳奈枝
創業/1985年6月 資本金/69億2,800万円(2016年1月1日現在) 従業員数/324名(2016年1月1日現在) 事業内容/インターネットオークションを軸にした情報流通サービス
◆URL/http://www.aucnet.co.jp/
<br>総合戦略室 経営企画グループ  降旗 佳奈枝
Q今回「働くお菓子」をどのように活用しましたか?
A

感謝の気持ちを伝えたい。でも、ありきたりな記念品は喜ばれない

 

―なぜ創業30周年を記念してオリジナルギフトを作ったのですか?

藤崎:当社にとって、創業30周年は非常に大きな節目だったからです。事業の再編や分社化、会社ロゴの変更などを行い、オークネットグループとして新たな一歩を踏み出す年になりました。

そこで日頃お世話になっているお客様をお呼びして、感謝の気持ちを伝える記念式典を計画。ご来場者に記念品をお渡ししようと考えました。

 

降旗:パーティーには600名以上の方にお越しいただくため、高価な贈りものは難しい。かといって、ありきたりな記念品をお渡ししても喜んでいただけません。そんなジレンマを抱えたまま、感謝の気持ちを伝えられるものを探していたのです。

 

―オリジナルギフトや記念品にはさまざまな種類があります。そのなかでオリジナルお菓子を選んだ理由を教えてください。

藤崎:いちばんの理由は、手作りのような気持ちをこめられる点です。既製品にロゴを入れただけの記念品とは異なり、オリジナルお菓子は独自性が高い。工夫次第で贈り手のメッセージを伝えられると考えました。

また、当グループの事業分野は中古車、バイク、ブランド品、電化製品など多岐にわたるため、カー用品など特定分野に偏った記念品は好ましくありません。その点、お菓子は中立的。オリジナルパッケージで当社の事業や歴史も表現できます。

 

降旗:カスタマイズ度が高い点も魅力的でしたね。当初は盾や時計など他社の記念品を検討していたのですが、「この部分は変更できません」「小さなロゴは印刷できません」といった制限がありました。

一方、オリジナルお菓子はパッケージの形状やデザインもすべてカスタマイズできます。もちろん、予算面の条件も満たしていました。

 

変形する3段ボックスで30年間のストーリーを伝える

 

―オリジナルお菓子の制作において工夫した点を聞かせてください。

藤崎:最大のポイントは、箱を開くと3段のボックスに変身する点ですね。それぞれのボックスが10年間を表し、側面に主要事業が始まった年と周年記念のロゴを記載しています。

そして、もっとも目立つ場所に「おかげさまで30周年」という感謝のメッセージとリボンを配置。さらに、パッケージやお菓子に当社の事業分野を表すイラストをちりばめました。

 

降旗:これまで当社が作った記念品は、土壇場までデザインが決まらないケースがほとんど。でも今回は働くお菓子さんの提案が優れていたので、すぐにデザインが決まったんです。私たちのムリなお願いも聞いてもらい、小さなラムネに複雑な形状のロゴをプリントすることもできました。

 

―オリジナルギフトに対して、来場者からどのような反応がありましたか?

藤崎:「おもしろいお菓子ですね」「いろいろ考えて作っていますね」といった声が数多く寄せられました。会場の前室にはクイズの豪華景品も展示していたのですが、オリジナルお菓子に対する反響のほうが圧倒的に大きかったです。

 

降旗:パーティーが終わった後、当社の営業スタッフたちから「どこで作ったの?」「うちのオリジナルなの?」と質問攻めにあいました。きっと、ご来場したお客様から営業スタッフにたくさんの問い合わせがあったのでしょう。

 

藤崎:社員の反応もよかったので、残ったぶんをすべて配ったんですよ。こんなに好評だと想定しておらず、数が足りなくなったほど。小物入れとして使ったり、子どものオモチャとして使ったりしている社員もいるそうです(笑)。

 

事業内容やCSR活動をオリジナルパッケージに凝縮

 

―その後、ブック型のオリジナルギフトを追加制作しています。その目的と重視したポイントを教えてください。

藤崎:追加制作したギフトはすべての顧客企業に贈答するもの。1万社近くいらっしゃるので、単価に制約があります。そこで当社の新しい事業体制やCSR活動、感謝のメッセージなどを小さな箱に凝縮して表現しました。決して高価なものではありませんが、当社の想いがつまった贈りものだと自負しています。

 

―ギフトを贈った後、どのような反応がありましたか?

降旗:たくさんのお客様から「従業員にも配りたいので、もっと送ってほしい」という要望を受けました。合計すると追加で数百個お送りしたので、もう数えるほどしか残っていませんね。

また、当社代表もブック型のギフトを気に入ったようです。年末のごあいさつに取引先を訪問する際、必ず持参していましたから。コミュニケーションツールとしても活用し、期待以上に“働いて”くれました。

 

―今後、他の用途でもオリジナルお菓子を活用してみたいと思いますか?

藤崎:周年記念以外にも、当社には事業部ごとに節目があります。その際に記念品をお送りするなら、ありきたりなものはさけたい。営業ツールも含めて、オリジナルお菓子は有力な選択肢だと思います。

 

降旗:基本的に、お菓子を嫌いな人っていませんよね?だから、みなさんに喜んでもらえるはず。今後はワンステップ上の工夫をくわえて、さらに“特別感”を高めたいですね。

 

IMG_7758

 
箱を開くと、3種類のお菓子が入った3段のボックスに展開。それぞれのボックスが10年間を表し、側面に主要事業が始まった年と周年記念のロゴを記載。パッケージやお菓子に事業分野を表すイラストやロゴが刻まれている。

 

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フタの裏側にオークネットグループの事業分野、箱の底面にCSR活動の写真や動画(30周年記念パーティーでの代表あいさつ)のQRコードなどを掲載。CSR活動の「森づくり」と関連させ、木製のスマホスタンドを入れた。

 

 

 

オリジナお菓子の制作プロセスはこちら
http://www.okashi-original.jp/flow/

オリジナルお菓子の他の事例はこちら
http://www.hataraku-okashi.com/report/

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